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口腔筋機能療法(食育)

食べることの第一歩はかむことから

子供の成長にとって大切なことは、運動や睡眠、健康的な食生活といった生活リズムにおける人間としてのバランスを保つことです。
健康的な食生活について一緒に考えてみませんか。
健康的な食生活とは栄養バランスだけ気にしていればいいものなのでしょうか。
健康バランスを気にする事も大切ですが、しっかりかんで食事をすることも大切です。
皆さんは大人が一人で一日3食べると約1.5キロ強の食事が必要になるのはご存知ですか。
これは1年間で計算するとなんと1トンになるんです。
1トンの重量は牛でいくと3頭分、サイでいくと1頭分の重量になります。この量が小さなお口から入っていきます。そう考えてみると口って人間にとって大切な役割を果たしていますよね。
また口の働きについて考えてみたいと思います。
毎日の食事で「よく食べ物をかむこと」を意識すると「かむこと」が顔や首、脳に影響し、骨格や筋肉にも影響していきます。「毎日食事でしっかりとかむ」事により、歯並びも変わったりします。先生が行う矯正だけが歯並びを変える方法ではありません。
毎日の食事でよくかむことによって、骨格や筋肉に影響し、安定した歯並びにつながり、またその過程を経る事によって「よくかめる」につながります。
ですので、毎日の食事習慣で「よくかむ」と「よい生活リズム」を意識してみてください。

よくかむとどうなるの?

唾液がでる

唾液は物を噛む力・筋肉が働くことによって分泌されます。
唾液には食べ物を飲み込みやすくする以外にも様々な作用があります。
その他の唾液の作用は

  • 歯や粘膜の汚れや菌を洗い出し、虫歯予防になります。
  • 胃の消化を助けてくれます。
  • 体内に入ってきたアレルギーや発がん性物質などを無害にしてくれます。

良く噛むほど唾液が分泌され、体の健康、歯の健康にも役立ちます。

筋肉が動く

噛む動作をすると口の周りの筋肉から連動して顔周りの筋肉も動くので
よく食事を噛むことで顔周りの筋肉が発達します。
顔周りの筋肉が発達すると、目元、口元、頬が引き締まり、輪郭の良い顔になっていきます。
また、頬や舌の筋肉がしっかり働くと、歯も正しい位置に並んできます。
顔の骨格を気にされてる方や、より良い輪郭にしていきたい方は、良く噛んで食事をしましょう。

脳へ刺激が行く

噛む動作によって脳が活性化します。
脳が活性化すると脳の機能が高まり、記憶力や集中力が高まります。
また食べ過ぎを防ぐようになり、脂肪の分解、代謝を促進する作用もあります。
その他にも、噛むことでリラックス効果のあるα波の増加とβ波の減少が認められています。人の脳には体内時計があり、それによって生活のバランスが保たれています。この体内時計の働きによって、睡眠、体温、ホルモンの分泌などのリズムを保たれています。
その脳のバランスを保つ役割を持つセロトニン神経は噛むことや歩くこと、ゆっくり呼吸することで活性化されます。
つまり、噛むことは脳のバランスを保ち、運動や睡眠も脳のバランスを保つために必要なのです。

骨が成長する

噛む筋肉には二つ大きなものがあります。
ひとつはこめかみにある側頭筋、もうひとつは頬にある咬筋です。
これらの筋肉は、噛むことによって活性化し骨に栄養と刺激を供給します。
これらの筋肉は脳や頭、顎の骨に刺激を与える役割があります。
顔面の骨が形成される6歳から17歳(女性は14歳)は特にしっかりこの筋肉を働かせて、骨に栄養と発育、刺激を与えていきましょう。

良く噛むにはどうすればいいの?

虫歯ゼロ

良く噛むためには当たり前ですが、しっかりした健康な歯が必要です。
歯が痛かったり、歯が欠けていたりするとうまく噛むことができません。
なのでしっかり噛むためにも虫歯にならないようにただしい生活習慣を過ごすことが重要です。
生涯、自分の歯で食事できるのを目指していきましょう。

食べ方

現代の子供たちの生活習慣が悪くなってきて、就寝時間が遅くその結果朝起きるのも遅くなり
朝食をしっかりと取らずに学校へ行ったり、食べても時間がなく急いで食べてしまう傾向にあります。
朝食を抜くとその日の活動に必要なエネルギーが作られません。気分にも影響します。
食べても、急いで食べてしまうと満腹中枢という機能がはたらかずに、食べ過ぎてしまうこともあります。
この状態が平常化すると、満腹中枢に異変が起き、空腹でなくても食べてしまいます。
肥満へ近づいてしまいます。朝昼晩と一日に食事は3回、間食はおやつのみにしましょう。
健康のためにも食事の時間は多くとり、ゆっくり食べることを心がけましょう。

コミュニケーション

食事は料理の美味しさだけが重要じゃありません。
楽しく食べることも大切です。しかし、約10人に1人の子供が「昨日の食事がつまらなかった」と言う子供の食生活全国調査で答えています。
食事の時間が楽しくなると、食事の時間が長くなるわけですから、結果的に良く噛んで食べることに繋がります。
良く噛んで食べると、食欲も出ます。ゆっくり食べると満腹に感じやすくもなります。
朝から家族との時間を過ごしながら朝食をたべてる子供は学業の成績が良い傾向にあります。朝から家族と過ごす時間が子供に安心感や心に多大な良い影響を与えています。

食事時の環境

食事中の姿勢を気にかけてますでしょうか。
子供がイスに座った時、足がつかないと猫背になってしまいます。猫背になると、歯並びが悪くなってきます。足置きなど用意してあげてください。
机と体の距離も気にしてあげてください。基本、机との距離はこぶし一個分離してあげましょう。
また食事中のテレビは偏った噛み癖になってしまう可能性がりますので注意が必要です。
テレビが横にある場合、食事時は横を向いて食べることが多くなり偏った噛み癖がついてしまうので、日に交互になるように席を交換するなどの対策をしましょう。
食事の食べ方ですが、しっかり噛んでゆっくり食べることが大切です。食事中のお水やジュースで食べ物を流し込んで食べることは避けましょう。

食材の選び方・調理法

良く噛むためにはただ固いものを食べればいいわけではありません。
大事なのは噛む回数です。
つまり噛む回数を多くするには以下のポイントが重要です。

  • 食材を大きく切る
  • 歯ごたえをのこす
  • 食材の組み合わせ

以上の3点を意識して食材を選び調理していきましょう。
では具体的にどんなことことかというと

  • 食材を大きく切る
    包丁で細かくして調理するのではなく、大きく切って調理し、自分の歯つぶして食べることです。
  • 歯ごたえをのこす
    食材の硬さより歯ごたえのある食材を選び、調理もやわらかいモノではなく、煮物など歯ごたえのあるものが良いです。
  • 食材の組み合わせ
    普段食べてるものに、噛む回数が増えるようなものを刻んで入れたり、白米を雑穀米にしたりなど組み合わせによって噛む回数は多くなります。

Q&A 

食事の噛みすぎで顎がゴリゴリになりますか?
安心してください、なりません。
一食に対して現代の噛む回数は昭和の約1/3であり、弥生時代の1/8です。
噛む回数が圧倒的に減ったので噛みすぎで、大きな顎の変化などはありません。
ガムを噛むことによって噛む力はつきますか?
ガムのみでは噛む力はつきません。ガムを噛む歯は奥歯で、前歯は使用しません。
なので前歯に紐づいてる骨や筋肉に刺激が行きません。
前歯も使用する食材を食べましょう。
ガムの噛みすぎはおなかを緩くするので注意しましょう。
堅いモノが食べられない子の場合は?
無理に食べさせてしまうとマルのみの癖がついてしまうので無理に食べさせることは控えてください。
食べられない場合は、徐々に堅いモノにしていき、現状は食べられるもので、噛む回数を増やしていきましょう。
堅いモノが嫌いな場合は?
堅いモノが嫌いでも、どうしたら食べてくれるか考えてあげてください。
生のピーマンは嫌いでも、焼いたピーマンなら食べれるよ言ったように調理に工夫をしてあげてください。
しつけや勉強と同じように、子供のわがままで聞いて甘やかすのはダメです。
子供と一緒にどうしたら食べられるか、話してみましょう。
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